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平成30年版 情報通信白書をつまみ食いしてみた(第3章)

はじめに

ktr89.hateblo.jp

の続きです。今度は第3章ですね。

ICTによる生産性向上と組織改革 というタイトルです。

やはり企業におけるICT導入といえば、生産性向上ですね。面白そうです。

労働生産性指数の推移

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これは面白いですね。情報通信産業以外の労働生産性は20年間横ばいです。 IT企業で仕事していると、日々効率を考えることになるので、これは納得です。 さらに、他業界の生産性をICTで効率化するためにも、IT産業自体はこれくらいじゃないといけないですね。

一方で、20年間で労働生産性が低下している業界もありますね。建設業界など。 これは何がおきているのか気になるところです。

ICTソリューションの生産性への貢献

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これは胡散臭いですね。あたかも、クラウドサービスやテレワークを導入することで、生産性が向上すると伝えたいようですが、ただの相関でしかないです。 生産性の高い企業がこぞって、クラウドサービス/テレワークを導入していると解釈することもできます。

企業の生産性だけではなくて、公僕の生産性を他国と比較するという取り組みがあれば面白いかなと思いました。

AI導入にあたっての課題

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これは面白いですね。幻滅期と噂のAIですが、課題山積ですね。 他国と比較して日本が顕著なのは

  • AIの処理結果の質を担保できない
  • AIの導入を先導する組織・人材の不足

ですね。質の担保の方は比率が低いですが、人材不足のせいでPOCすら進んでいないと解釈できそうです。 直近の課題は人材ですが、人材がいてもまだまだ何重にも課題がありそうです。

業種別の雇用人員判断DI

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IT業界で働いていますが、エンジニア/営業/管理全ての人員が不足しています。求人を出しても全然集まらないというのが現状です。 一方で、他の産業では人員不足がより顕著であることがわかります。 技術で人員不足を解決していきたいものです。

APIの認知・公開状況

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これまたすごく面白い。APIを知らないという人が半分います。 日本はIT時代のプラットフォームを取れなかったとか語る人がいますが、これではしょうがないですね。 白書では、オープンイノベーションAPIによって促進されるという書き方がされています。 ビジネス人材と技術人材のコミュニケーション不足ということでしょうか。

クラウドサービスに対する課題の認識状況

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日本では、クラウドサービスの導入が遅れているという話はよくききますが、そもそも課題を認識していないようです。

個人的な感想ですが、最新のものを体験して初めて今までの課題を認識できるということが多い気がします。 今後は、「課題発見」→「課題解決」という流れではなくて、「最新のものを導入してみる」→「過去の課題発見」という流れが必要だと思います。 そもそも凡人には、課題を発見できないので、「課題発見」→「課題解決」なんてできるはずがないですね。

www.itmedia.co.jp

まさにこの記事の通りですね。

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